スルーハイク(全区間を一気に歩く)は5月半ばから、11月の半ばまでの期間です。
笹ヶ峰-苗名滝区間の西野発電所の吊り橋踏み板が豪雪により撤去されるため、冬季は歩くことができません。積雪の状況により、吊り橋踏み板の撤去の時期が多少前後することがあります。最新の情報はホームページで発信しますので、お待ち下さい。
セクションハイクは通年できますが、飯綱高原や戸隠、黒姫山、笹ヶ峰近辺は豪雪に覆われます。
また、夏場(7月、8月)は朝晩は冷えますが、日中は高温になります。熱中症に十分お気をつけ下さい。
一般的には4日から5日かけて歩くことができます。
見どころがたくさんあるので、先を急がず1週間程度をかけてじっくり歩くことをおすすめします。
全長86kmに及ぶあまとみトレイルは、長野県北部から一部は新潟県内を通過します。気象帯としては日本海側の気候区分に属しますので、暖候期(夏)と寒候期(晩秋から 冬)では気候が全く変わります。 夏は、一般的な夏山と同じと考えていいでしょう。
晴天でも、午後には積乱雲の発達で時には激しい雷雨に遭遇する可能性があります。急に暗くなりはじめ、冷たい風が吹いて遠雷などの現象を確認した時は、ピークや尾根上の地形から早めに移動しましょう。
妙高近辺で雨が降っていても、長野市街は晴れていることもあります。歩く先々の天気予報を事前に調べておくことをおすすめします。
全線を通して水場は豊富ですが、冬の積雪状況により夏の水場が枯れることがあります。必ずMAPBOOKを携帯して水場を確認し、多めに水を携帯するようにしてください。
牧場近くの沢などで水を汲む場合は、煮沸消毒や浄水が必要です。コンパクトな浄水器の携帯をおすすめします。
戸隠や飯綱高原などの観光地には自動販売機もあります。いつもより多めに小銭を用意すると便利です。
トレイル上にゴミ箱はほとんどないので、ペットボトルや空き缶は必ず持ち帰ってください。
トレイル周辺にはツキノワグマが生息しています。
事故を避けるためにも、クマ鈴を携行したり、大きな声で歌いながら歩くのもおすすめです。
晩春から夏にかけて、トレイル上にはブヨや蚊がいます。
虫除けスプレーを携帯したり、バグネットを使用したりして身を守りましょう。
特にブヨは刺されると歩行困難になるほど腫れ上がることがあります。
標高の低い長野市市街、苗名の湯以降の杉ノ沢集落から斑尾近辺にかけて夏場は酷暑を極めます。
水分の補給を怠らず、沢や湖の水で体を冷やしながら歩きましょう。
道迷いや怪我で、救助されるハイカーが毎シーズンいます。
地図は必ず持ち歩く、GPSを併用するなど道迷いに備え、エマージェンシーキットも携帯してください。
なお、山間部では携帯電話の電波が通じにくい場所もあります。
トレイルは車道を歩く箇所もあります。
急な横断は事故の元です。
特に夜間は地元の車が勢いよく走っているので、横断には気をつけましょう。
あまとみトレイルのルートには登山道も含まれています。
舗装された道路とは違い歩きにくい箇所もありますので、ハイキングに適した靴を用意するなど、事前の準備をしっかりしましょう。
誰もが気持ちよくトレイルを楽しめるように、ハイカーや地元の人に配慮した行動を心がけましょう。
トレイル入口・集落・田畑などでは迷惑駐車・私有地への無断立ち入りをせず、騒音などを出さないようにご配慮ください。
トレイルで出会った草花や生き物は採取したりせずに、そっと見守るだけにしましょう。
避難についての情報収集と心の準備をしておきましょう。
トレイル以外を歩くのを避け、自然への影響を考慮しましょう。
持ち込んだものは残さないようにしましょう。
水や土を汚さないようにするなど環境保全、動植物への配慮が必要です。
トイレは事前に場所を確認し計画的に利用するようにしましょう。
火気使用時は最大限の注意を。
焚火は指定された場所でやりましょう。
枝や木は人の力だけで折れる枯れたものや拾えるものだけにします。