あまとみトレイルのオープンは、例年5月中旬となる、西野発電所の吊り橋の復旧と、急斜面となる前後ルートの安全確認を終えた上で、となります。
冬場に踏み板を外すこの吊り橋、下には雪解けで水量を増した関川が轟轟と流れており、落ちたらまず助からないので絶対に通行しないで下さい。
苗名滝から笹ヶ峰間は、杉野沢から県道を歩いて頂くか、苗名滝からトレイルルートを進み鉄塔下で御巣鷹林道に出て、林道を歩いて笹ヶ峰をショートカットして頂く必要があります。
この点を承知して頂いた上での話となりますが、4月20日、黒姫山登山道古池口から大ダルミを超え、御巣鷹林道までトレイルルートの確認をしてきました。
登山道の途中(新道分岐手前)から残雪で道形がわからない状況です。
あまとみトレイル上最高標高地点となる大ダルミでは1m以上の残雪で、このあたり一帯は連休頃でも消えないでしょう。
この区間は残雪が多く、道形が判別できない場所が多くありました。
また雪解けのこの時期は必ずしも登山道を辿る事がベストではなく、雪解け水が集まって道形が川になるケースなどもままあります。
日々の変化や気象条件、装備によってベストなルートは変わるので、ナビゲーションスキルが十分でないと大ダルミ超えはままなりません。
携帯電波もほぼ入らない区間なので地図の等高線読みとコンパスで歩けるスキルのない方はGPS端末が必須です。
その場合あまとみルートのGPXデータがダウンロード可能ですのでご利用下さい。
また4月20日はスノーシューで問題なく歩けましたが、ツボ足ではムリですのでワカンも必須です。
今年は3月に多くの積雪があり例年に比べて雪がしまっていません。
必ずお持ち下さい。
5月中旬以降のあまとみトレイルオープンまでにこのルートを歩かれる方は上記の注意点をお守り頂き、安全に十分ご配慮頂いた上で、残雪の頚城山塊をお楽しみください。